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花は野にあるように

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会心の花。

花菖蒲、葉菖蒲、紅花。


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正客が座して見える風景は、五月晴れ、の幕張・見浜園。


茶は服のよきやうに点て、炭は湯の沸くやうに置き、花は野にあるやうに 
さて夏は涼しく冬暖かに、刻限は早めに、降らずとも雨の用意、相客に心せよ

日頃手順が気になるところ、今日はなぜかお茶を点てるその時がもっとも緊張の一瞬。
でも、それこそ、利休さんのわびさびの心だったかも。

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ママ、生まれる前から大好きだよ!

胎内記憶、誕生記憶の研究の第一人者の池川先生が、新刊を出された。
ママ、生まれる前から大好きだよ!―胎内記憶といのちの不思議

昨年、杉並の和田中学校の「よのなか科NEXT」の授業の講師をお願いしたご縁で、1冊お送りいただいた。

この本も、これまでの先生の本と同様に、多くのミラクルと感動が満載されている。胎内記憶に興味がある人にはもちろんだが、そんなものは信じられない、ばかげている、と思う人でも、読む価値を十二分に感じる内容だ。親である自分と子のつながり、自分を生み育ててくれた親との関係について、まっさらな気持ちに立ち返って考えさせられるが、読後には何か温かいものがこみ上げてくるような、そんなエピソードが沢山たくさんつづられている。
何よりも驚きでありこころを打つのは、ここに書かれていることの多くが、本当にこの世を生きる2歳とか3歳の子供達が実際にその口から語った言葉である、ということ。発生学で学んだことを、それを知るはずもない子供が、見てきたように語る件は驚きを超える。
また、出産というと、「母と子」の問題として考えられがちだが、今回は父親の役割についても言及されている。出産の立ち会いや育児参加も昔とは比較にならないほど増えてはいるが、そうした生まれ出てからの物理的な助け以上に、夫婦間の信頼関係や胎児への語りかけなど、妊娠中の精神的な父親の支えが重要であることも、具体的な例を挙げて示されている。

終章は「いのちに寄りそう医療を求めて」。産科は、あかちゃんが生まれるというイメージで言えば、明るく楽しいところに感じるが、実際はやはり病院であるから、死とも隣り合わせの場であることは、他の科と何ら違ったことはない。だからこそ、池川先生は、医療者には豊かな死生観が必要だと語る。常に「いのち」と真摯に向き合う、だからこそ、お産にいいお産も悪いお産もない、すべてのいのちに畏敬を抱き、感謝を捧げる、と締めくくられている。

親と子の悲しい事件が数多く見聞きされる今、ひとりひとりが自分自身の生と死について考えることが、緩やかで穏やかな変化をもたらすのではないか。理屈やテクニックより、小さな事実の積み重ね。池川先生のお話は、いつもこうした思いを新たにしてくださる。

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ピンクは池川クリニックさんのはがき。かわいい。

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ディナーは大衆食堂で

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そうとうおいしい定食です、の触れ込みに、早速申し込み。小坪倶楽部へ。
小坪倶楽部とは知る人ぞ知る、先日おとなのひな祭りを催してくださったOMさんの会員制倶楽部です。

お出迎えはもちろん、この暖簾。でも玄関の花と食卓のセンスはさすがです。


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グラスにはいっているのは、新わかめのすり流し、冷製。煮物椀は道明寺風鯛の蒸し物。葛あんの出汁がとても香り高いので、桜葉の春の香りと相まって、幸せの一品。


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そして定食、ですからね、小鉢が4つもついて、鮭カマの西京味噌漬けの登場です。

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お酒も進みます。ワインのような風情ですが、小布施の日本酒。
この他秋津穂と山田錦、そして、定食屋さん定番剣菱を飲み比べ。
どこまで飲むの、となった頃合で、これまた春の味覚、たけのこご飯とアサリの味噌椀で、締めとなりました。
もちろんたけのこご飯もお味噌汁もおかわり。


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こんな極上のお膳を用意してくださるのに、上の暖簾やら、急須と湯のみだけじゃなく、ユニフォームまで食堂仕様で場をつくってくださるとは、何者?!
OMさんの懐の深さと料理の腕に、今日もまたやられてしまいました。
たのしかったー!

ゴキゲンついでにまた長谷のbeau tempsに寄り道まで。また、ごちそうさまの1日でした。
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桜の季節

つくづく日本は不思議の国。
ちょっと前まで枯れ山だと思っていたところが、春のある日、突然一斉にピンク色に。あ、さくら色、か。そして1週間で消えていく。なんてはかない。でも、この季節、人々の顔が楽しそうなのは、やっぱり桜のおかげだと思う。

ということで、私も急遽京都へ。鎌倉でもいいじゃない、といわれそうだが、お友達が何人も待っていてくれるとあらば、行かないわけにはいかない。土曜にチケットと宿を手配して、月曜には旅人に。

十六羅漢の花見
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さて朝5時半に八条に着いた私に、まず、6時から開く六角堂へ行け、との指示。ここは早くから開く点もよいし、なんと隣接するスタバが7時開店で、六角堂を眺めながらモーニングコーヒーをいただける、というスグレモノ。夜行バス族には絶好の京都散策の拠点だ。なので朝いちは、十六羅漢さんたちと、六角堂の枝垂れ桜を堪能。

その後、去年乗れなかった「十石舟」のチケットを取りに蹴上に動く。チケットの時間は3時間後だが、哲学の道を散策してお昼をとれば、ちょうどよいタイミング、と、嬉々として移動する。

なないろ桜
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とにかく、満開で、どこを見てもすばらしいの一言だが、1箇所、3色の桜が見上げられる場所を発見した。こんなことも満開の日ならでは、と、ここに立っている自分の行動の早さに感動すら覚える。

疎水の桜
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画家の別荘でお庭を眺めながらのお昼のあとは、今回最大のお楽しみ、十石舟。舟の両岸どちらを見てもさくら、さくら。たくさん岸の人たちから手を振られ、私が見ていた景色は、このようなものの連続。平安神宮の鳥居が透けてみえるなど、本当にこの数日しかないのだから、なんて幸せなことだろう。

春を待つ
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続いては、これまた両岸を桜に囲まれている嵐電に乗って御室仁和寺へ。桜はソメイヨシノ、ヤマザクラ、ヒガンザクラなどいろいろあれど、御室桜は、ここ御室仁和寺だけ、ですが、まだつぼみ。でも、なんと友人が一株だけ咲いているのを見つけてくれたではないですか!この何百という桜の木が満開になった姿を想像しつつ、つくづく京都の楽しみは尽きない、と思う。いつか、ここが満開のときに、京都に来よう、と心に誓って。

仁和寺 春の夕霞
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