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年金問題ではなく、広告として

やや古い話になって恐縮です。

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コミュニケ-ションの成立しない例として、「社会保険庁」の江角マキコのCMを挙げたいと思います。
年金がもらえないって誰が言ったの?もらえるから払え、というものでした。
いわゆる「インパクトがある」CMの部類にはいるのでしょうが、やりすぎだ、いいすぎだ、という声でオンエアを中止しました。
高額なテレビCMを高額な契約料のタレントを使った、この無駄金の費用は税金から出ている、という問題もさることながら、
私は「払わない人に聞いたら、もらえないらしいから払わない、という答えが最も多く、それが問題だ」として、
調査結果を鵜呑みにして自分の主張のみでCM作ってしまった社会保険庁、代理店に問題があるのではないかと思います。
ちなみに調査さえしてないとしたらもっと問題。いかに社会保険庁でもこれくらいのことは未納者に聞いたんだと思いますが。
果たして、払わない真意がそこにあるのかを斟酌するイマジネーションの欠如にはこれ以上の論評は必要ないのかもしれませんが、広告を作る人間として、「広告は自分のいいたいことの主張ではなく、見てくれる対象者との共感を通じたコミュニケ-ションをいかにはかれるのか」を再度この問題から、みなさんには考えてほしいと思います。
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これは1月の半ばに、「広告論」の2003年度の最終講義で、コミュニケ-ションと広告についてのまとめで、
とりあげたエピソードです。
その後、最後の最後にさらに問題が出てしまいました。

このようなことがあるから広告は難しいけどおもしろい。
広告の視点は見る人にあるから、送り手が「作る」ことには大変な労力もかかれば感性も必要、だから難しい。
でも時になぜか不思議に、その企業ないし団体の姿勢が剥き出しで出てくるモノがあって、つまり視点が自分達にある人たちが作ったものに限ってなのだが、それに気づくと、本当に笑ってしまう。

キムタケさんが年金CMに出ていたら?
きっといいCMになっていたような気がする。なにしろ、企画がまったく違うものになったのだろうから。

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七里の桜

七里ガ浜桜情報。 桜まつりの今日、プロムナードはこんな感じ。もう少し。pht0328125000.jpg
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桜の開花予測に見るアート

ヌーベルブログに、ネットレイティングスの萩原さんが入手した
「桜の花は、2月1日からの気温の累計が600度を超えると開花する」
という法則が紹介されている。
萩原さんはまた別の場であるが、
◇桜の開花日を予測したい(=目的)
  ↓
◇開花までの気温が高い年は早く低い年は遅いようだ(=観察)
  ↓
◇最高気温の積算で予測できるのではないか(=仮説)
  ↓
◇気温データと開花日データの照合(=検証)
  ↓
◇600度を越す日と開花日がほぼ一致する!(=発見)
というプロセスが、リサーチ手法の基本に則って法則を発見していることに
感動したとおっしゃっているが、わたしはまさにマーケティングがアートであるという
事例を見た思いで感激した。

昨日、4月からの大学の講義のために、久し振りに慶應の嶋口先生の
『マーケティング・パラダイム』を開いたのだが、冒頭に、「マーケティングの本質を
「アート・オブ・グロウスマンシップ(art of growthmanship)」と呼ぶ。」という一文があった。
事業成長を司るマーケタ―は「プロフェッションにふさわしい卓越したスキルと高潔な
社会倫理性を具備しながら厳しい競争に打ち勝って成長していく実践知(art)の世界を示す」
ものであるそうだ。
知識だけ、技術だけでもだめ、artを追求していかなければ。

先週参加したセミナーでは、英国のアロマセラピストGill Farrer-Hallsも、
アロマセラピーはアートだ、と言った。
この1週間で2つの「アート」を考えさせられる機会が。
こちらの「アート」についてはまたいずれ。

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なんでその案はだめだ、とはっきり言えないのか

突然ですがブログをいじってみることに。まだよくわけがわからないんですが・・・、
まあやってみないことには始まらない、ということで。きっかけは室井佑月さんのブログ

今日のフラワーレメディ:セントーリー
 親切で物静かで優しく、他の人に対して過度に気を使います。
 そして、無理な努力を自分に強います。
 他の人に尽くす気持ちが強すぎて、人を助けるというよりは、
 人の僕になってしまうときがあります。
 人の良い性格なので、必要以上に人の手助けをしたいと願い、そうすることで、
 自分自身の人生における使命を無視する傾向があります。
  (「トウェルブヒーラーとその他のレメディ」 『バッチ博士の遺産』 P.65~66)
  
自分自身の人生における使命、とまでは行かずとも、本来自分が今何をするべきか、それに忠実であることが、自分を取り巻く人に対しても使命を果たしているといえるのではないでしょうか?
いわゆる「ぱしり」タイプといってしまえばそれまで。でも体調が悪いのに誘われてつい飲みに行って午前様なんていうのはビジネスマン・セントーリーの典型ですよね。

かくいう私も、「やりたいことをやり言いたいことを言う、それが自分にとっても周りにとってもいいことなの」、と信じたくて、今日もセントーリーを飲む。

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