マウントバーノン~image & feelings
イギリスだから、恐らくこんな明るく日差しの強い日は本当に貴重だろう。そんな1日をこの静かなバッチセンターで過ごした。
ドアの脇のチャイムを鳴らすと、迎えてくれたのはMs.June。ブロンドの優しそうな女性だ。安全だから、荷物を部屋に置いて、室内も庭も好きに見てよいですよ、と言って、静かに仕事に戻っていった。
私は、といえば、まず庭を見たかった。入ってすぐ出会ったのは、インパチェンス。続いて出てきたのはワイルドオート。そこここに38種の花のいくつかが開花しているこのマウントバーノンで、自分のタイプレメディの2つともが最初にお出迎え、という偶然に、私は完全にノックアウトされた。どうしてここに来たかったのか、なぜこの日ここに立っているのか、理由はないに等しかったが、やはり来ることに意味が、必然が、あったのだと理解した。
ミムラスを眺める池は、小さいが穏やかな水面が気持ちを優しくしてくれる。池の前にベンチがあり、バッチ博士も座ったのかな、と思いを馳せつつしばし瞑想。ここでもイギリスのこの季節の香り、バラが香ってくる。風が渡ると、香りと木々や草の葉のざわめきが耳に届く。肌に感じるのは風か、初夏の光か。
札はついていなかったが、濃い緑のホリーを見つけたときは、溢れるようなおだやかな愛の感情が流れた気がする。
室内ニ入り、バッチ博士の居室を見る。昼は外光だけでも十分な明るさが、静寂を保たせる。”Deep Peace of~・・・”のボードの詩にも守られている空間だ。『寄せる波、そよ吹く空気、静かな地球、光る星、そして平和の子の深い平穏をあなたに』
ここを離れがたく、BIEP(バッチ国際教育プログラム)などの講座が開かれるセミナールーム前のベンチで、Ms.Juneのお許しをいただいてサーモンとチーズのサンドイッチを食べる。ロンドンを案内してくれた会社員時代から20年来の友人が、朝持たせてくれたランチバッグだ。サオダ先生がここで撮った写真を見せてくださったな、と思いつつ、昔の会社での仕事とか、バッチやアロマを勉強していたときのこととか、断片的な思い出に浸る。いろいろな出会いの幸せや感謝が溢れた瞬間だった。バッチが呼んでくれた旅だが、アロマなど全く知らない時代に一緒に仕事をしていたKちゃんがこちらで暮らしていなければ来ていなかったかもしれない。いろいろなものが今ひとつになった感覚は、マウントバーノンのバッチセンターが、単に象徴的な場ではなく、真にパワーをくれる場だからなのだろう。そのような紹介をされることはないが、ここバッチセンターは私にとってまさにヒーリングスポットだった。
そして、またイギリスに来ることがあれば、間違いなくまた訪れることを決めて、村を後にした。
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