マウントバーノン~image & feelings

イギリスだから、恐らくこんな明るく日差しの強い日は本当に貴重だろう。そんな1日をこの静かなバッチセンターで過ごした。

Dsc00747_4 ドアの脇のチャイムを鳴らすと、迎えてくれたのはMs.June。ブロンドの優しそうな女性だ。安全だから、荷物を部屋に置いて、室内も庭も好きに見てよいですよ、と言って、静かに仕事に戻っていった。

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Dsc00750_1 私は、といえば、まず庭を見たかった。入ってすぐ出会ったのは、インパチェンス。続いて出てきたのはワイルドオート。そこここに38種の花のいくつかが開花しているこのマウントバーノンで、自分のタイプレメディの2つともが最初にお出迎え、という偶然に、私は完全にノックアウトされた。どうしてここに来たかったのか、なぜこの日ここに立っているのか、理由はないに等しかったが、やはり来ることに意味が、必然が、あったのだと理解した。

Dsc00757_2   ミムラスを眺める池は、小さいが穏やかな水面が気持ちを優しくしてくれる。池の前にベンチがあり、バッチ博士も座ったのかな、と思いを馳せつつしばし瞑想。ここでもイギリスのこの季節の香り、バラが香ってくる。風が渡ると、香りと木々や草の葉のざわめきが耳に届く。肌に感じるのは風か、初夏の光か。

Dsc00762_1 札はついていなかったが、濃い緑のホリーを見つけたときは、溢れるようなおだやかな愛の感情が流れた気がする。

Dsc00763_1 室内ニ入り、バッチ博士の居室を見る。昼は外光だけでも十分な明るさが、静寂を保たせる。”Deep Peace of~・・・”のボードの詩にも守られている空間だ。『寄せる波、そよ吹く空気、静かな地球、光る星、そして平和の子の深い平穏をあなたに』

ここを離れがたく、BIEP(バッチ国際教育プログラム)などの講座が開かれるセミナールーム前のベンチで、Ms.Juneのお許しをいただいてサーモンとチーズのサンドイッチを食べる。ロンドンを案内してくれた会社員時代から20年来の友人が、朝持たせてくれたランチバッグだ。サオダ先生がここで撮った写真を見せてくださったな、と思いつつ、昔の会社での仕事とか、バッチやアロマを勉強していたときのこととか、断片的な思い出に浸る。いろいろな出会いの幸せや感謝が溢れた瞬間だった。バッチが呼んでくれた旅だが、アロマなど全く知らない時代に一緒に仕事をしていたKちゃんがこちらで暮らしていなければ来ていなかったかもしれない。いろいろなものが今ひとつになった感覚は、マウントバーノンのバッチセンターが、単に象徴的な場ではなく、真にパワーをくれる場だからなのだろう。そのような紹介をされることはないが、ここバッチセンターは私にとってまさにヒーリングスポットだった。

そして、またイギリスに来ることがあれば、間違いなくまた訪れることを決めて、村を後にした。

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マウントバーノン~history & facts

バッチを知ってから、いつか行きたいと焦がれていた場所に、ついに立った。「マウント・バーノン」の小さな看板がかかる、この建物。そこはイギリスはオックスフォード州の郊外にあり、ロンドンのパディントン駅から40分ほどのディドゥコット・パークウエイ駅からタクシーで10分ほど。のどかな風景の中を走りいきなり降ろされる。特に方向を示す看板が立っているわけでもないが、運転手さんは「オー、バック・センター(Bach はバッチ、バック、バッハとかいろいろ読めるらしい)、オッケイ」と気さくで慣れたものである。帰りのタクシーを呼ぶために、電話番号を聞くのを忘れないで支払い。

Dsc00746_5 そして タクシーを降りた場所から見上げるように撮れる写真がこれだ。いろいろな本などで見てきた姿だが、思った通りこじんまりと静かに、でも堂々と建っている。

バッチ博士はここで最後の2年間を過ごした。これ以前のクローマー時代までに見つけた19の花だけでは治療しきれないものがあり、それをひとつひとつつぶしていくように、さらにここに住み19のレメディを作った。そして1936年、38種類のフラワーレメディのシステムを完成させ、亡くなったのは有名な話である。

Dsc00765_3 Dsc00764_2 さて、建物に入ると、バッチ博士の肖像はもちろん、博士が作ったレメディが当時のボトルのまま残され、同じく博士が手ずから作った椅子もそのときのまま置かれている。そこに座ってアルバムを見ることもできるのだ。 

庭に出ると、フラワーレメディの花がそこここに植えられ、そのほかにもバラや水草が元気に生い茂る、まさに緑のヒーリングゾーン。その日は男女ふたりの方が暑い中庭の手入れをしていた。

Dsc00759_1 バッチ国際教育プログラムは日本でも世界のどこでもまったく同じカリキュラムが受けられる。さらにここには世界中の人が集まる場所がある。プラクティショナーのトレーニングに、バッチ博士の後継者として現在普及と教育に携わっているジュディ・ハワードさんの講義を受けたり、事前に申し込めばセッションを受けることができる。

今もここはバッチフラワーレメディの母液作りの拠点であり、世界中への情報の発信源であり、そして教育の中心として機能している。20世紀の半ばに作られたものでありながら、今やイギリス国内でも、そのほか世界中のいたるところで様々なフラワーエッセンスと言われるものが作られているほどの広がりを見せるのは、ここ、バッチセンターがこのように、そのときのまま存在するからこそだ、と改めて実感する。

2006年9月はバッチ博士の生誕120年にあたり、ソットウェルに来る前に住んでいたクローマーで、盛大にカンファレンスが開かれる。カンファレンスの翌日、博士の誕生日は、バッチセンターのオープンデイ。静かなソットウェル村もその日はきっと賑わいを見せるのだろう。

英国バッチセンターについて日本語の紹介(バッチホリスティック研究会

英国バッチセンターHP

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グラストンベリーの丘~history&facts

それは4月の中旬だった。「グラストンベリー」という地名を初めて聞き、それからというもの、名前をうわごとのように繰り返し、会う人ごとに尋ねたり、インターネットで調べたりした。知らなかったのはわたしだけ、だったらしく、うちのセラピストさんたちはみな知っていたが、それでもガイドブックには一切載っていない。かろうじて地図上で見つけたものの、どのようにいけるのかもわからない。イギリスに住む友人は「大きなロックフェスがあるところだというのは知ってるけど、どこかは知らない」というつれない返事。しかしそれでもそれから2ヵ月後にかの地に立ったのである。

グラストンベリーは、サマセット州にあり、バース、ブリストルやストーンヘンジ、ソールズベリに近く、そこの近辺を探せば地図上の位置はわかる。しかし、そのどこも、同じ日に回ることは不可能だと思われる。わたしは今回バースに泊まり、朝そこからブリストルまで列車で行って(これはほんの15分程度)、駅前の「Tf」のバス乗り場から30分おきに出るバスに約1時間半揺られ、辿りついた。バス代は片道5ポンド。バス停はコールもなければ、表示名も小さく、1時間を過ぎたあたりから停まるたびに緊張して表示を確認する。(それでも乗り越して、チェコ人の女の子とふたり、バスと足で2停留所近く戻らなければならなかった)

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ローマンバスとエイヴォン川によって水の街のイメージのバース

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ブリストルは学園都市のイメージ

グラストンベリーは、ケルトの地域にないのだが、なぜかケルト色が色濃く残っている土地である。夏至にはケルトの昔ながらの儀式が行われるそうで、現・文化庁長官の河合隼雄さんも参加したことをその著書『ケルト巡り』(2004 NHK出版)に書かれている。私が行ったのは夏至の4日前、とタイミングが合わなかったが、いつか訪れたいと思っている。また、グラストンベリーの地名のグラス=glass=ガラスはケルト語では別世界のシンボルで、グラストンベリー=ガラスの島は、ここが異界への入り口という意味にもなる。

グラストンベリーの丘(グラストンベリー・トール)は、その頂上に聖ミカエルの礼拝堂がそびえる。昔このまわり一帯が沼地であったときは、丘が湖に浮かぶ小島に見えたことから、アーサー王が傷ついて渡り着いたアヴァロン島とも言われる所以ともなった。アーサー王自体が、西暦500年から600年ごろの伝説の英雄でもあり、謎が謎を呼ぶこの地は、ミカエル-メアリー・レイラインの上に位置するというパワーもさることながら、多くの物語によってエネルギーが尽きることがないように思われる。

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グラストンベリーの丘~image&feelings

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Photo

6月の青天の日、それはそれは気持ちのよい1日で、ここグラストンベリーの丘を訪ねるには絶好の、といいたいところだが、一切日陰のない炎天下の上り坂を上がるのは、大変なパワーが必要。直前にチャリスの井戸水で冷やした足を頼りに、さらに水飲み場でペットボトルに詰めた鉄分たっぷりの水を飲みのみ、パワーを充填しながら1歩1歩上る。途中くじけそうになるが、「ここに行く」と宣言した手前、あきらめるわけにはいかない。トホホ・・・。でも、たどり着いて元気100倍、頂上の景色と空気のなんとすがすがしいこと!私にはレイラインの上に乗った地、パワーを感じるところに立っている、という意識よりも、光や空気や水と一体になった柔らかさを感じる場所だった。

どの写真もクリックして大きくして見てくださいね。

そのとき気づかなかったのだが、以前行ったドイツの魔女の森に似ていないだろうか?時が違い、青空と霧濃い曇天、初夏と初秋の空気感が違うだけで、遠景も頂上からの風景も、同じものに思えてくる。3年半前のドイツで、願えばまたいつでもここに戻ってこられるのよ、と、案内役のへディさんに言われたことを思い出した。ドイツの魔女の森の丘の頂上も、イギリスにあるこの地も、男性を象徴した場でもあるという一致点もある不思議。

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魔女の森の写真はここで見て!一番下の2枚と比べてくださいね。

http://www.flosvita.co.jp/holistic/germany/greport04.htm

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旅立ち

およそ3年半ぶりのドイツ。前回は、秋も終わりに近くこれから本格的な寒さに向かう季節だった。今回は、もっとも気候に恵まれ、さらにまさにワールドカップが開催されている時期で、街は喜びに溢れているだろう。そもそもそこにあるパワーをさらに倍加させるはずのエネルギッシュな空気を味わえたら、これに過ぎる旅の収穫はあるまい。ケルン~ドルトムント~バーデンバーデン~ハイデルベルク~カイザースラウテルン。未知の町を回り、ブリュッセルからパリに列車で出て、帰国する長い旅だ。

そして初めてのイギリス。以前から訊ねたかったバッチセンターに、2ヶ月前に知ったグラストンベリー。不思議な時の導きに、恐れることなくからだを委ねよう。これは長い旅の始まりに、きっとふさわしいに違いない。旧友との再会もロンドンで果たす。

2006.6.14. まずひとりロンドンへ。

Dsc00918_4 ケルンのドーム前のイングランドサポーター、そしてそれを取材するブラジルの放送局。この光景こそまさにワールドカップの醍醐味!

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